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大鉋(平鉋)
よみ:おおかんな
50音別:
種類別:大工
刃幅が3寸(約9.1cm)以上の鉋のこと。明治時代に千葉県の名人大工を名乗る三吉という人は8寸(約24.3cm)幅の大鉋を使いこなしたという。大鉋は看板道具であり、削り技術の一つの頂点を示す基準であった。幅の広い材木や4寸(約12.1cm)角、5寸(約15.2cm)角を1枚の鉋屑で仕上げる通常の寸法の鉋で何度も削ると、鉋枕(削り肌に鉋刃の段違い)がたつので、何条にも削るより幅広の鉋で一気に削る方が削りの境目がなくてすむ。

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